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L AIR DU TEMPS EAU DE PARFUM SPRAY 50ml


2007年秋冬から、クリエイティブ・ディレクターがラーズ・ニルソンからオリヴィエティスケンスに替わった「NINA RICCI」。アヴァンギャルドな作風が特徴だったティスケンスが、老舗の格調を見事に復活させたラーズの後を継いだことで、その動向が注目されましたが、今のところ堂々の佇まいのコレクションでハイ・クチュリエのポテンシャルを深めております。こちらはコスメ・ラインと共にこのブランドの知名度を担っているパルファン・ニナ・リッチから、1948年に発売されたレディス香水です。

この作品の世界的な大ヒットによって、現在のフレグランス・ラインのステイタスが築かれました。今もなお抜群の売れ行きを誇る、色褪せないロングセラー・アイテムです。「L AIR DU TEMPS」=「時の流れ」というようなネーミングのこの作品は、戦後の平和を願った高い精神にもとにクリエイトされており、フローラル・スパイシーの名香としてだけではなく、その作品存在自体に輝きを宿しております。

ベルガモット、ピーチ、ローズウッド、ネロリなどが、マイルドでたおやかなシトラス・スウィートを香り立たせるトップから、 ガーデニア、カーネーション、ジャスミン、メイ・ローズ、イランイラン、オーキッド、クローブ、オリスなどが、複雑に絡み合いながらも繊細で普遍的な優美を紡ぎ上げるミドルへ。 ラストはアンバーグリス、ムスク、ベチバー、ベンゾイン、シダーウッド、サンダルウッド、モス、ナツメグなどが、広がりのあるスパイシー・スウィートでもって、穏やかで底深い、温もり溢れるフェミニン・セダクションをアピールしてくれそうです。

調香はこの作品が代表作で、他に同じくニナ・リッチの「カプリッチ」などを手がけているフランシス・ファブロン。香水史上でスパイシー・フローラルといえばまず上げられるエバー・グリーンです。百種類以上の香料を駆使し、タイムレスなシンプリシティを表現したところに、人類平和の意味合いが込められているかのようです。

マルク・ラリック作の、平和の象徴である鳩をモチーフにしたボトルのデザインも当時非常に話題となりました。

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【2013/08/18 00:13 】
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